海外だけじゃない?サイバー攻撃の脅威
・海外だけでなく日本をも含めて世界中でサイバー攻撃に対する有効な対策が求められています。
サイバー攻撃の多発は社会インフラの脅威であり、安全性を確保するためのコストは増大化しています。
サイバー攻撃から情報資産を守る企業の対策は後手に回っているのが現状であり、被害企業にとってだけではなく社会全体に対する攻撃と捉えるべきで、各国は連携してセキュリティの確保に尽力しなければならないとしています。
・世界中でユーザーの立場に立ったソフトウエアの開発が急がれています。
莫大な数にのぼる個人情報が漏洩したり、金融機関のATMから預金を引き出せなくなったり、ホームページの乗っ取りなどが多発して、ソフトはその脆さを露呈することもあり、しかも顕在化していることで、よりユーザーの立場に立ったソフトの開発が求められています。
・企業においては、箱モノの販売からソリューションの提供へと企業戦略が変化しつつあります。
(ソリューションとはIT業界において、顧客の抱える問題や課題を解決したり、要望・要求を満たすことができる製品やサービス、やその組み合わせのことをいいます。)
また、これからの企業ITにおいてはデータの活用やその運用に重きが置かれるようになってきており、企業間競争におけるクラウド、ソーシャル、ビッグデータ事業の更なる展開が期待されています。
・米国では急増するビジネスモデル特許に伴い、ビジネスモデル特許を巡る訴訟が増加し続けています。
ビジネス戦略の重要度がさらに増すとされる特許ですが、その中でも特に急増しているビジネスモデル特許に対してはその認定基準の確定が急がれる状況にあります。
本欄では現在の世界のIT環境での特に重要と思われる一部の情報を紹介していますが、世界では教育問題から政治の問題まで情報ネットによる、より安全で有効な利用についての様々な問題が提起されています。また、セキュリティ関連などを含みプログラマーの急速な育成が要請されています。
注: ・ソーシャル(ソーシャルメディア)とは、インターネットオンライン上で、ユーザー同士が送受信して情報を交換することにより成立しているメディアのこと。現在では画像の交換ができるようになりSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の概念を超えた新たなメディアとして浸透しつつある。
・クラウド(クラウドコンピューティング) コンピュータ利用者(企業、個人など)はコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどのソフトやデータを、個々的に自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングでは、ユーザーはインターネット上の向こう側(クラウド事業者)にサービス利用料金を払って保有していた資産やデータ等を預けることによってそれらの保管や利用のサービスを受けることができる。
・ビッグデータとは、インターネットの普及や処理速度の速いコンピュータの出現によって作り出されるようになったよりデータ量の多い、大容量のデジタルデータを指す。これにより、それまでは単一的な作業しかできなかった処理に対して高速かつ簡単に分析できる技術が登場することとなり、ネット事業者は顧客が求める商品の傾向を推測可能となり、ユーザーに対して幅広い商品の紹介などができるようになった。